新旧せめぎ合いだが、どちらかといえば旧の鬼子母神

ブログデータを移動するの巻 その4

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先週鬼子母神へキシキシ行ってきましたのでエントリーをぶっ込みます。
池袋や目白に近いので結構都会なのかなと思いきや、都電伝いに流れ込む巣鴨薫る味わいと、独自の都会化ベクトルを見事に発揮する野方の様な雰囲気とが混ざった空気を感じました。駅前から鬼子母神へ向かう参道的な並木道には、おしゃれなお店もあり、モダンさも漂うライトグレイッシュトーンな色合いを感じさせます。
この日は七五三。鬼子母神は可愛らしい幼女女の子で賑わっていました。右の写真は東京都の指定天然記念物にもなっている、樹齢600年の銀杏の神木。境内には石畳を挟んで仁王像がたっていて、苔の生し具合や豪壮さから素晴らしい情景を作っていました。腕の良くない自分でもそれっぽい写真を撮る事が出来るお勧めスポットですね!
境内には江戸時代から続く老舗の駄菓子屋「上川口屋」があり、七五三の子供達の渇望の的でした。写真を撮るにも人が多かった為、辛抱強く待ち構えて何とか撮る事が出来ました。また、鬼子母神名物おせんだんごを販売する大黒堂もあり、お茶を飲みながら幼女を観察する事も休むことが出来ます。
鬼子母神堂から少し歩き明治通りの方へ歩いてみました。
石像については・・・見る人に考察を任せたいと思います。
路地へ入ると石階段が立派な木の根に隆起された、古びた家屋的な建物を発見しました。写真を撮っていると、楽器を持った若い学生が過ぎて行くので周囲を探索してみると、東京音楽大学が近くにありました。若いっていいですね!青春っていいですよね!
大鳥神社酉の市の提灯に導かれて歩いていきます。残念。お祭りはもうちょっと先だったみたいで、準備中でした。
ただ、手作り感だけは全力で伝わってきたので、きっと良い祭りになる事に違いありません!
住宅街をぬるぬる通り抜けていると・・・
これはきたー!
こんな場所が残っている奇跡に感謝したい!よくぞ都会化の荒波に飲まれずに頑張ってくれた!オールウェイズな情趣に気持ちの高ぶりが抑えられんばい!慌ててフリスク食べようとしたけど、2,3粒落っことしておじさんに苦笑いされた。
ここは雑司ヶ谷商友会。昭和が色濃く残る味わい深い商店街です。いいよ。いいよ雑司ヶ谷商友会。
歩いていると入口を一斗缶でバリケード化しているお店を見つけました。「工場この横」という文字を追うと、細い路地の奥に煎餅のお店「小倉屋」を発見しました。お店の人に声を掛けられ中に入ると、煎餅を作っている工場の横にだ菓子屋のような販売スペースがあり、沢山の種類の煎餅を販売していました。
「バター」「にんにく」「わさび」を購入しました。
(雑司ヶ谷商友会のような懐かしい味が楽しめました)商店街からしばらく歩くと、目白通りに出ました。
大通りでもナイス店舗があるのが鬼子母神クオリティーですね。鮮やかな橙色が見えたので路地に入ると、素晴らしい夕焼けの坂がありました。
富士見坂といい、坂マニアには有名な坂らしいです。
素晴らしい夕焼けを見る事が出来、遠くには新宿副都心の高層ビル群も見えます。本当にきれいで、息をのむというのはこういう事なんだろうと感じたくらいです。私以外にも写真を撮っている人が結構いました。また写真を撮りに行きたいです。というか普通に夕焼けを見に行きたいですね。
それほど素晴らしかったです!いやー、東京っていいもんだなー。思いのほか楽しさ凝縮の鬼子母神周辺でした。
大塚経由で巣鴨に向かうと素晴らしい散歩コースの出来上がりですね。
東京にもこんな場所があったんだ。と感じた一日でした。