足立区の首都、北千住を歩く[後編]

お前の路線は俺のもの、俺の路線は足立のもの。そんな頼もしい足立のジャイアン、北千住を歩く後半戦。京成本線の高架をくぐって、北千住駅の南西に位置する千住大橋へ。

この千住大橋は、隅田川に最初に架けられた橋で、橋の横側にある階段からはテラスに出る事が出来ます。この橋の下には千住小橋という歩行スペースが作られていて、千住大橋と、それに並行して架かっている千住水管橋を真下から見上げる事も出来る、橋マニア垂涎もののスポットでしょう。たぶん。
テラスにはゆるさバリ3の絵とともに、奥の細道の歌や、史学的な資料が幾つもあります。千住大橋のたもとにある足立市場。都内で海の幸と考えると築地が王道のような気がしますが、この足立市場は水産物専門の中央卸売市場で、市場の中にある鮨屋は食通が知る穴場のようです。
足立市場の横にもしっかりと存在感を主張する芭蕉様。今でいえば、ネットブックを片手にブログを更新しているアルファブロガーでしょうかぬー。(左)千住大橋たもとの石碑(右)足立市場横の石像
足立市場の前から旧日光街道を歩き始めると、味わいのある木製の看板があります。やっちゃ場?そんなファンシーで頬を赤らめそうな言葉、聞いたことないわ!そうだ!そんな時のiPhone!なんの為に月6000円払っているのか!使いまくって帯域圧迫してやるぜ!ひゃっはー!(ロック確定)ここは多くの問屋が軒を並べた青空市場だったようで、「やっちゃ」というセリ声が語源由来になっているそうです。当時の問屋街の雰囲気を表すかのように、旧日光街道両側の家々には、問屋名が書かれたような木看板が沢山かかっていました。こういう味のある通りを歩くのはすごく楽しい!そんな楽しい通りにあり、それでもなを楽しさの限界に挑戦し、いや、むしろ社会に対する挑戦?とすら伺えるお店をはっけん。発見というか、あるの知ってましたけど。ニューあわやといえば、色々な雑誌に載っている超有名店ですよね。アド街なら確実にトップ5入りだろうな、と思ってサイトを見てみると、まさかの16位。しかも日の出屋、なにわとのセットで!?キンキンもっと順位上げてよ!北千住マルイを1位にするのは金銭的な何かでしょ!?違うね!ごめんなさい!路地に入ると本当に昭和。あやしがりてよりてみるに。いわずもがな。

と、いったところで駅前まで戻ってきました。
先ほど疑惑の1位発言を炸裂させた北千住マルイを徘徊する。10階にジオラマがある?という事でエレベーターで登る事に。10階はマイナーな展示エリアらしく、降りる人はもちろんいません。「え?10階?」そんな言葉がしっかり聞こえましたよ。

おお!!
すごい!千住宿の復元模型が飾られている!
あまりにも興奮しすぎて、ショーケースのガラスにカメラぶつかって、受付のお姉さまにチラガン見されました。すみません。細かいところまで出来ていて、これはすごい!年配のおじいさんと共に千住宿ジオラマに15分もくぎづけになっていました。

うん!もうマルイ1位!1位けってい!


と、そんな北千住でした。
もう一度歩きたいと思う町でした。北のほうの、つまり北北千住地域の商店街とかを、今度じっくり歩いてみたいと思います。

帰りの電車から思わず撮ってしまった曳舟のホーム。