足立区の首都、北千住を歩く[前編]


ブログデータを移動するの巻 その1
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やってきたよ北千住。北千住と聞くと、周囲から強引に路線を集めた足立ジャイアニズムが有名ですが(googleマップ参照)、江戸時代の日光街道宿場町であり、奥の細道旅立ちの地としても知られています。

ひとまず喧騒な駅前から宿場町通りへ。そしてさらに人が多い!この通りは旧日光街道、の1本となりの道で、北千住の外貨獲得ゾーンの先鋒を担っているわけです。どことなく歴史的な情緒があり、路地からは下町っぽさも感じられる楽しい通りだワイ。
下町の洒落っ気に若干気が遠くなりながらも・・・脇道に毎日通り飲食店街という心若干トキメクスポットが。暖簾にビニール傘が並んでいる地域密着型の酔いどれストリートのようです。
その並びに異色を放っているスペースを見つけました。「寄って行って!お茶はタダだから!」と中に案内して頂くと・・・おじゃら画廊という個人で行っているアトリエのようでした。筆や絵具チューブまで絵の中に入れてしまう作品に「どうしたんですか?」と尋ねた自分に親切に、だがしかし熱く語ってくださったおじゃらさん、本当にありがとうございました。

ら・おじゃら

おじゃらを後にし、なにか頬張れるものはないものかと自慢の猫背を誇示しながら歩いていると、かどやの槍かけだんごを発見しました。以前から一度食べたいと思っていたので、かなり長い行列ではありましたが思い切って並ぶ事に。短時間にすさまじい本数が飛ぶように売れるので、中でお団子を作っているはおばちゃん達はさながら戦場の様相です。焼き立てという事もあり、本当に美味しかったです。びっくりしました。次来るときは5本食べたいと思います!地面を愛してしまった初老の犬を横目に、土手の方へ向って歩きます。
この日は足立区民がそのアイデンティティーを遺憾なく発揮する「土手っ娘はオレのものデイ」です。華麗な段ボール滑りであの子のハートを掴みとれ!すでに度重なる連戦により摩耗が激しい段ボール。各所で繰り広げられる土手っ娘争奪戦に、当の土手っ娘の声援にも熱が入る、そんな秋の一日。という妄想をしながら散歩する一日。

・・・・

国道4号線を土手の下からくぐって反対側へ回ると、いきなりやってくれます北千住

ひどいの一言。一番右にあっては味すら分からない「未知味の拉麺」。他のメニューを見つめながらそれらの間隙をピックアップするような驚愕の味を予想すること約3分。私は一つの結論を導いた。つまり「未知味の拉麺」という核弾頭級のメニューによって、他のぶっ飛んだメニューの酷さをマイルドにするってえ魂胆だな!「ええ!未知味って・・・いやあ、おれアルカリ拉麺でいいよ」みたいな。ぜんっぜん隠しきれてない!足立区民は基本アホだから騙されるか知らないけど、他区民は騙されない!(と、元足立区民が申しております)
その後も、顔のパーツが不思議なほど同一な似顔絵コーナーや、視線の気になるバス停を経て、え?ニコニコ商店街!?
名前はともかく、別の商店街が複数連結していて、個人的にテンションの上がる商店街でした。下町っぽさのある商店や電柱に値札をストックする自由さはさすが足立。伊達に区の標語が「Let's 破天荒!」じゃないですね(ウソです
こういう風景を残す場所は、今では少なくなってきたと感じます。下町を求めて向島や京島、立石とかを歩くのはやっぱり楽しいですね。


ということで!後編へ続く。